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風呂敷の古典柄
オリジナル風呂敷は、エコで便利でオシャレなものとして、再び、時代に沿う旬の格安・激安アイテムとして認識されるようになりました。
最近では、現代的なデザインをプリントした瀟洒なものだけでなく、昔ながらの古典柄でのオリジナルふろしき印刷制作も頻繁にご発注頂くようになっております。つきましては、代表的な日本伝統のデザインをいくつかピックアップしてご紹介させて頂ければと思っております。
【デザインに方向性がない細かな模様があしらわれた「江戸小紋」】
通常着物に用いられる江戸小紋ですが、風呂敷にも利用されています。
- ■鮫
- まるで鮫肌のように、細かな半円形が繰り返し施されている模様です。模様のとりわけ細かいものを極鮫、通常のものを並鮫と呼んでいます。江戸小紋の代表的な模様のひとつとして有名で風呂敷にも頻繁に用いられます。
- ■角通し
- 非常に細かな正方形を縦横に規則正しく並べた模様です。こちらも江戸小紋のひとつで、鮫、行儀と並んで小紋三役のひとつに数えられていました。
- ■行儀
- 非常に細かな模様が縦横に規則正しく並べられた角通しに対して、斜め方向に模様が配列されているのが行儀小紋です。名称はお辞儀をする際に、身体が斜めに曲がることに由来しています。
- ■縞
- 名称のとおり、縞(しま)の入った文様です。江戸時代に大流行し、太さや本数の異なるものなど、様々なバリエーションで製作されていました。現在も縞模様の垢抜けた風呂敷が数多く作られています。
【縁起が良いとされる動植物をあしらった「吉祥紋」】
中華文化圏で古来より縁起柄として親しまれたふろしきデザインです。
- ■唐草
- 上へ上へと勢いをとどめることなく伸び続けるツルの様子から、繁栄や長寿のシンボルとして利用された柄です。CM等の影響で、日本では「泥棒さんの風呂敷」を連想させる柄でもあります。
- ■七宝つなぎ
- 無限に連なっていく輪をイメージした柄です。その永続性から、子孫繁栄や富貴のシンボルとして作成される柄です。現代にも通用するオシャレなデザインですので風呂敷にもよく活用されます。
- ■亀
- 「亀は万年」というフレーズで日本においてもお馴染みの亀は、長寿のシンボルとして活用されています。また龍宮城のエピソードより、夫婦円満の意味も込められているとされています。